買取実績 buy

面白い品物なので骨董品の事を分からない若いお客様よりお電話を頂き、宅配で金工作品の手あぶりをお譲り頂きました。

写真が17枚あります。くわしくはこちら
横幅約 17.8cm 縦幅約 14.5cm 取手を含む高さ約 20.2cm

先に品物を紹介させて頂きます。材質は 重量感 のある分厚い銅製です。時代は明治時代頃のものだと思われます。シンプルなデザインですが、一枚の分厚い銅板を叩いて成形して丁寧な彫金細工が施されており、古い時代 の、味わいのある職人技 が冴える 逸品 です。共箱 で、釜師の作家が作られた手焙りですが、作者についてはよくわかりません。持ち手には昔ながらの丁寧な仕事で革が巻かれ、昔の 職人技 が随所に見られる逸品で、長年の時代を経てきた味わいがあり、このような面白い逸品は買取させて頂きます。採光の加減で白く光っておりますが、凹み等無く、分厚い銅板が使用され頑丈な 逸品 で、ご覧のように状態の良い品物です。

この作品は簡単な 金工作品 ですが、作りも良く面白い 図柄 です。このように日本の金工作品は 伝承 された独自の技術があり、日本の金工作品について少し説明させて頂きます。金工作品の中でも特に、明治時代から大正時代期に作られた銀や鉄の品物が人気です。明治に入り明治9年の帯刀禁止令がでると、今までの戦う道具が作れず、金工師の人々は途方に暮れました。そこで考え、悩み、合金技術の四分一、赤胴等々、また、打つ技法、嵌める技法、彫る 技法 等々、今まで伝承された技術の応用を考え金工品の 香炉花瓶 を作り、ヨーロッパの 万国博覧会 や内国勧業博覧会や 展覧会 の出品して、日本の素晴らしい技術が世界より絶賛され現在の日本の 骨董品茶道具 の金工作品は世界に人気があるのです。中でも象嵌細工や彫金細工が素晴らしい作品、また皇室からの下賜品の花瓶、香炉、 等も製作され現在では、著名 な作家の作品には買取価格が百万も超える逸品もあります。また、昔の自在置物のように日本独自の 繊細 な職人技を生かした品物は世界に人気があります。

祇園祭で有名な当地は千年も都が続いた街で、多くの優れた職人が集まり、逸品名品 と言われる古美術 骨董品 をつくり、都を支えた都市で、その中心地の祇園骨董街に位置する 老舗 骨董店です。