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小倉遊亀の上品な作品を紹介します。

 

冬の果物と言えば、何を思い浮かべますか。お蜜柑や柚子などいろいろな柑橘類がありますね。この作品からも、香り立つような瑞々しさが伝わってきます。明るくさわやかな味わいがあります。小倉遊亀は、日本を代表する女流画家で、その女性ならではの綺麗な色彩で、品格のある 人物画、深い精神性を感じさせる作品などを描きました。人物や静物など身近にあるものに題材し、おおらかで簡略化された画面構成が特徴的です。小倉遊亀のこのような綺麗な作品は買取させて頂きます。この作品は、55.5×71.0cmサイズの 絹本 に彩色で描かれた作品です。わりと大きな作品となります。同じ作家の作品でも、大きな キャンバス に描かれた力作の方が、断然高価になります。簡単に描かれた書画や小さい作品と、何日、何ヶ月もかけて描かれた大きなサイズの力作とでは、価格は10倍、20倍と違ってくるのは当然のことかと思います。また、一般的に日本画の場合は、紙本より絹本に描かれた作品の方が高価にお譲りさせて頂けます。しかしながら、この作品には、彼女の 作風 の重要なモチーフである九谷焼が描かれておりません。これが、特徴ある捻じりのある 九谷焼花入 れやお が描かれた作品となりますと、倍の値段で取引されます。買取価格も数段上の値段となります。このように、作家の作品にもいろいろあります。よく作家名での価格のお問合せがありますが、作家の名前だけでは価格の決定は出来ません。同じ作家の作品でも、制作年代や題材、出来栄えにより、10倍、20倍と価格が違う場合がありますので、一度ご相談頂ければと思います。(No.62)

 

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