骨董品売却依頼で、甲冑と一緒に陣笠をお譲り頂きました。この陣笠は兜と同じ様に彫金細工や象嵌細工が施され、貴重な逸品です。

2017.06.27

売却例の説明
写真が12枚あります。くわしくはこちら
直径約 41cm　高さ約 9cm　フサの長さ約 20cm

ご高齢の女性のお客様でしたが、家の整理をされていて、一度見てもらいたいとのことでお写真を持って来店されました。その結果、買取させて頂く事になりました。この甲冑は、陣笠です。材質は鉄製です。時代は江戸時代の逸品です。秋田藩主の佐竹義和公が使用していた物だと思われます。裏側の作りも一枚、一枚鉄の彫金細工が施されております。このように陣笠でも、金工細工が施され、貴重な逸品で、鎧兜と同じ様な買取価格でお譲り頂ける事もあります。採光の加減で白く光っておりますが、ご覧のように保存状態の良い品物です。

この作品は陣笠ですが、鎧兜と同じ様に象嵌細工や彫金細工が施されている作品と同じ値打ちで、鉄で出来ており、素晴らしい彫金細工が施されて、昔の職人技が冴える逸品です。同じ兜でもこのような陣笠が一番評価が低い作品で、もっとも高く評価されるには、変わり兜でいろいろな飾りが付いており、丁寧な仕事がなされています。