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品番:O-53

価格:¥250,000-

金工作品 帯留 <在銘・共箱> 販売

横幅約 7cm 縦幅約 2.5cm 厚み約 0.7cm

時代は大正時代前後の 帯留 です。
非常に端正で丁寧な 彫金細工 や 象嵌細工 が施された 重量感 のある大ぶりの 逸品 です。
伝承 された昔の職人技が冴える、当時ならではの綺麗な 名品 です。
本体は銀で出来ており、存在感があり、現在ではこれだけの象嵌細工はなかなか見られません。
写真 7 のように、金具の側面に「正光」と が入っておりますが、作者についてはよくわかりません。
作品の裏側(写真17~19)には、四君子の 図柄 が丁寧な 片切彫 りで施されております。
帯留として使われていたので、少し湾曲していますが、ブローチに加工されても十分使用出来ます。
採光の加減で白く光っておりますが、ご覧のように非常に 保存状態 の良い未使用品のような逸品です。

余談ですが、明治時代には 廃刀令 が発令され、戦う道具(刀や槍)が作れず、金工作家は苦労の末、日本独自 の刀や 甲冑 の製造技術を工夫して伝承 された金工技術でこのような画期的な 金工作品 を作りだし、日本の金工作品や 工芸品 の円熟期を迎えた時代で、当時のヨーロッパの 博覧会 で絶賛されました。
このような時代背景があり、当時の作品は現在ではなかなか見る事が出来ず、今でも海外のお客様に絶大な人気があります。

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買取実績 PURCHASE RECORD

老舗骨董店の当店ならでは1000点以上の買取実績を写真入りでご覧ください。

茶道具出張買取依頼を頂き、中川浄益の作品や抹茶道具、また煎茶道具をお譲り頂きました。

写真17枚あります。くわしくはこちら 十一代 中川浄益の建水です。シンプルな建水ですが、中川浄益の 伝承 された昔の職人技が冴える作品で買取しました。単純な模様ですが正確な彫金 技法 の彫りが 冴える 逸品 で買取ました。さすが中川浄益の作品で、小品ですが味わいのある 職人技 の風格が見られる作品です。採光の加減で白く光っておりますが、未使用品の建水で、共箱です。中国茶も日本の煎茶も同じような道具を使います。 中川 浄益について 千家十職 の一つ、金物師の中川家当主が代々 襲名 する名称。元々は越後国で 甲冑・鎧を作っていたが、二代目浄益以降の当主は浄益という名を継いでいおり、2008年に十一代浄益が没した後は空席のままです。錺師(かざりし)とも言われ、金工の精巧な 茶道具 を得意とし、優れた金工の技術を継承してきました。