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菓子鉢

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菓子鉢 ( かしばち )

菓子鉢(かしばち)は、盛込鉢(もりこみばち)ともいい、主菓子を客の数だけ盛り込んで出すための器です。
菓子鉢は、黒文字箸を一膳添えます。
菓子鉢は、干菓子器との取合せに都合がよいため好んで用いられます。
菓子鉢は、唐物と和物があります。
唐物では、天竜寺青磁・七官青磁の端反鉢(はたぞりばち)、杉形鉢、輪花鉢、平鉢など、染付では兜鉢(かぶとばち)、芙蓉手(ふようで)など、祥瑞(しょんずい)では腰捻、四方鉢など。色絵では呉須赤絵(ごすあかえ)が最も多く、蓮鷺(れんさぎ)、珠取獅子(たまとりじし)、魁鉢(さきがけばち)、呉須胆礬龍(ごすたんぱんりゅう)、赤壁鉢(せきへきばち)などがあります。
朝鮮では、雲鶴杉形鉢、御本刷目(ごほんはけめ)、粉引(こひき)、堅手(かたで)、三島、井戸脇などがあります。
和物では、乾山の秋草や草花の透鉢(すかしばち)、仁阿弥の乾山写しの桜と楓を描いた雲錦鉢・雪笹の手鉢、保全その他の京焼、黄瀬戸あやめ手鉦鉢(どらばち)、織部、古九谷古伊万里、唐津、萩など多種多様です。
また、極暑の時季には、義山(ぎやまん)の切子鉢(きりこばち)、縁金鉢なども用いられます。

一般的に使われる盛込鉢である。この場合、主菓子を客の数だけ盛り込んで出す。
唐物・和物両様あり、唐物では天竜寺青磁・七官青磁の端反鉢(はたぞりばち)や、桝形鉢・輪花鉢・平鉢などがあり、色彩の温雅さが賞美される。
染付では兜鉢(かぶとばち)や芙蓉手(ふようで)など、模様の変化は多く、祥瑞(しょんずい)も腰捻・四方・その他、名品が少なくない。
色絵なども呉須赤絵が一番多く、蓮鷺・珠取獅子・魁鉢などがある。
朝鮮では雲鶴青磁を初め、御本刷目(ごほんはけめ)・粉引(こひき)・三島・井戸脇などがある。
和物では仁清は少ないが、乾山には秋草や草花の透鉢(すかしばち)が代表的で、それを写した仁阿弥は乾山写しの桜と楓を描いた雲錦鉢・雪笹の手鉢があり、保全その他、京名工の作ったものもある。
その他、黄瀬戸あやめ手鉦鉢(どらばち)・織部・古九谷古伊万里・唐津・萩などの国焼物が豊富である。夏の極暑の時季には、ギヤマンの切子鉢(きりこばち)なども涼感を呼ぶので、よく用いられる。

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