黒檀
黒檀 （ こくたん ）
カキノキ科の常緑高木で、花は白色でカキの花に似る。
葉は楕円形、長楕円形で、雌雄異花を同株につける。
雄花は短い柄に群生し、雌花は葉の付け根に単生する。
インドネシア（セレベス島）を中心に東南アジア全域に生育。
また、アフリカの一部にも分布。
肌目は精密で、材質は重く堅い。
材は黒色で堅く光沢があり、堅くきめが細かいので、高級家具、装飾品、楽器、床柱、仏具などに珍重される。
革質で、心材は黒色で堅く、光沢があり、唐木の一種として家具・装飾材・細工物などにする。
いわゆる「銘木」の代表的なもの一つとして世間でも認知されている木材。
黒色の度合いによって、「本黒檀」（全体が漆黒色で光沢がある）、「縞黒檀」（黒色と灰色、帯赤褐色が縞模様をなしている）、「青黒檀」（黒色でやや青緑色を帯びている）、「斑入黒檀」（黒色と黄褐色が斑模様をなしている）に分類される。
烏木、烏文木、エボニーの呼称も用いられる。
また、その木材の色で、赤みがかった黒色。
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