世界の銀製品の歴史

世界の銀製品の歴史

銀は、その白い輝きから、宝飾品として、古い時代 から広く利用されて来ました。ヨーロッパでは、銀の食器を使用できるのは、ひとつのステータスで、ナイフ、フォーク、皿、燭台、銀瓶など、その他いろいろな銀食器が作られ、珍重されて来ました。銀を加工するには、特別な 技法 が必要でしたので、たいへん高価なもので、上流階級の一握りの人たちのみしか使用できなかったのです。ルネサンス時代にもなると、技術力も向上し、卓越した技術力とデザインで、素晴らしい銀食器やカトラリーが、食卓に並ぶようになり、イタリアやフランスの貴族階級の人々の間で、銀製品が 愛玩 されるようになりました。18世紀にもなると、世界中のブルジョア階級が好んで、銀製品を用いるようになり、銀製品を持っていることが、世界的にも社会的地位が高いことのシンボルとなっていきました。この頃になると、銀製品の品質もデザインもハイレベルなものとなり、素晴らしい銀製品の数々が作られるようになりました。現在では、美術品 としての価値も高い貴重な品物として世界中に熱心な コレクター がいます。現在アンティーク銀食器として人気を集めている食器の多くは、イギリスの銀製品の物が多いですが、それはイギリスでは92.5%以上の純度でないとシルバーと見なされないという厳しい基準があったことに由来しているようです。銀製品のブランド品としては、他に、王室御用達のロイヤル・コペンハーゲンミントンなどが有名です。

また、銀のもうひとつの重要な役割には、貨幣として利用するというものがあります。銀は、世界のほとんどの文化圏で、高い価値を持ち、金と共に、広く流通していました。世界共通、どの国との交渉にも使われ、大切にされてきました。17世紀には、銀貨を宝飾品に変える技術なども広まりました。それほど、銀貨には純度の高い銀が使用されていたのです。

このように、使い良い食器から 調度品 や 装飾品 、貨幣など、古来より先人の技術を駆使して、世界各地で様々な銀製品が作られてきました。日本にも、シルクロードを経て中国や朝鮮半島から、銀の採掘や加工技術が伝わると、飛躍的に採掘量が増え、日本の職人たちは、工夫を凝らしながら、日本独自 の彫金細工象嵌細工の 技巧 を編み出し、銀製品の 名品 や 逸品 を生み出していきます。その技術は 弟子 たちに 伝承 され、大切に受け継がれながら、刀装具 、花入 など、日本ならではの金工作品が作られました。これらの美術工芸品の銀製品は 日本の 文化遺産 です。

 

 

古美術やかたの店内写真

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TV出演お断りの理由は「古美術やかたの特長」や「買取のお客様必見」を詳しくご覧下さい。

日本一、歴史ある京都祇園骨董街にあります。

京都は千年も続いた都です。
京都祇園骨董街の中でも当店は、歴史的保全地区に指定されています。
約80軒の古美術骨董商が軒を連ねる、
日本でもトップの祇園骨董街にある老舗の骨董店です。

京都祇園で小売販売している老舗骨董店だからこそ高価買取出来るのです。

世界各国から1日100名近くのお客様がご来店頂いております。
店頭には買取商品を常時2000点以上展示販売しており、愛好家やコレクターの方が品物の入荷をお待ちです。

買取依頼のお客様に納得して頂くことを第一と考えております。

ホームページや店頭にて販売する価格を提示して、買取りさせて頂いております。
是非、ご来店頂くか、ホームページをご覧下さい。
京都祇園で昭和56年に開業、長年の信頼と実績があります。

京都美術倶楽部大阪美術倶楽部鴨東古美術会京都古書組合東京古書組合に加盟しております。

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販売商品 PRODUCT

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買取実績 PURCHASE RECORD

老舗骨董店の当店ならでは1000点以上の買取実績を写真入りでご覧ください。

久しぶりに骨董品宅配買取で鎧兜をお譲り頂きました。

写真が3枚あります。くわしくはこちら この作品は明治時代の 甲冑 で、当世具足と言われる鎧の一様式で、鎧櫃に入っており買取させて頂きました。兜は鉄製で 鉄味 も良く、細部まで非常に丁寧に作られており、筋の部分には銅の覆輪が施されております。最近ではこのような昔の 職人技 が素晴らしい 逸品 はなかなか無く、貴重な 逸品 で買取しました。漆塗が施された三つ巴の前立の装飾も美しく、昔の 職人技 が素晴らしい兜です。採光の加減で白く光っておりますが、ご覧のように 保存状態 の良い 鎧兜 です。この作品は、競り市やオークションで買い受けた 骨董品 ではありません。直接お客様より入荷した、うぶ荷と呼ばれる貴重な蔵出しの作品で、現状のまま販売しております。 鎧兜の説明を少ししますと、甲冑(鎧兜)とは、甲(鎧:よろい)及び冑(兜:かぶと)のことで、胴体部分を守る鎧と、頭部を守る兜からなる防具です。江戸時代に入り、天下泰平の世の中になると、甲冑(鎧兜)は、武士の威風を示すための道具になります。実戦での使用がなくなったことで、甲冑(鎧兜)には様々な装飾が施されるように。そして、幕末から明治維新の時期においては、武器の進化に追いついていくことができなかった日本式甲冑は、防具としての役割を終えました。

アクセス

京都市東山区大和大路通新門前上ル西之町197番地