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骨董品売却依頼で古陶器の伊万里焼や向付を、静岡県伊東市のお客様より宅配でお譲り頂きました。

売却例の説明
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先に品物を紹介させて頂きます。江戸時代末期から明治時代にかけて作られた伊万里焼向付 で、古伊万里 とまではいかないでしょう。染付 で可愛らしい 花鳥図 が手描きで描かれており、上り の良い 逸品 です。ひび割れや欠けも無く、保存状態 の良い、綺麗な品物です。大きさも丁度使いやすいサイズで、最近では、このような向付はコーヒーや紅茶、お酒を飲む器に使用され、たいへん人気があり高価買い取りさせて頂きます。また小ぶりの向付は、中国茶を飲まれるアジアの 愛好家煎茶道具 の煎茶碗として使用されますので人気があり買取依頼をお待ちしております。

この向付の図柄について説明させて頂きます。このような図柄は「芙蓉手」と呼ばれており、中国明代万暦年間(1573~1620)頃に 景徳鎮 民窯で作られた染付磁器の文様様式のことで、茶道具や骨董品に見られる図柄です。見込中央に大きく円窓を設け、その周囲を区切る文様構成が、大輪の芙蓉の花を連想させることから、日本では「芙蓉手」と呼ぶようになりました。典型的な芙蓉手の図柄は、見込に牡丹の花や虫が描かれており、中国ではおなじみの主題です。また、周囲の区画された窓には左右対称の蕉葉や牡丹などの吉祥文が描かれ、それぞれの窓の対角線上に同じ文様が配されています。中国製の芙蓉手は、当時の西欧において人気の高い製品でした。

このお客様のご事情は、日本には昔から伊万里焼のような 古陶器 の技術が 伝承 されており、少し前までは現在では作れない 古九谷 や 鍋島焼 のような昔の技術が多くありました。先人が残された品物は昔の 職人技 が生かされ、人間味溢れる 日本独自 の面白い逸品がありました。この様に昔の 愛好家 が収集された作品は面白い物が多くあり、このお客様も静岡県大室山近くにお住まいのお客様で、先々代が古陶器の コレクター で、このように昔のコレクターが蒐集された売却依頼は楽しみです。

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