アンティークや古道具の骨董品宅配買取を頂き、このような七宝焼の置物の花瓶をお譲り頂きました。
写真3枚あります。くわしくはこちら
この作品は、七宝焼で 有線七宝 で作られており買取させて頂きました。簡単に説明しますと、“銀線を使う七宝”。線で模様を描いて、そこに色を差していく 技法 です。全て職人による手作業なので色の濃度にも個性が出ます。この 逸品 は著名な作家の 骨董品 でもなく、時代も新しく買取価格も安価ですが、昔の明治時代に作られた 七宝焼 です。なかには当時の 職人技 が素晴らしい著名 な作家の 名品 があり、非常に高価に取引されています。この作品は綺麗な 花瓶 で、大切にされて 保存状態 も良く、未使用品に近い品物です。
七宝焼の日本での由来や技法も少し説明致します。
6~7世紀に中国・朝鮮を経て 伝来 しているようですが、実際に作られる様になったのは、江戸時代になってからです。刀の 鍔 や鞘の装飾、神社仏閣 の釘かくし、襖の引手の装飾などに施されました。一般にはなじみの薄いものだったようです。明治に入り、現在の様な光沢のある 釉薬 が開発に成功し、当時盛んに行われた 万国博覧会 にも出品されました。日本の美しい作品は、世界的に高い評価を受け、七宝業界が更に盛んになり一般に広がって行くきっかけとなりました。