奈良県天理市のお客様より骨董品出張買取で金工作品や刀装具の鍔を数点お譲り頂きました。透かし彫りが斬新で、伝承された彫金細工の技法が見事な金工作品の逸品で紹介します。
売却例の説明
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時代は江戸時代の鍔で材質は鉄です。長年の時代を経てきた鉄味が素晴らしく、また、透かし彫りが斬新で、伝承された彫金細工の技法が見事な 逸品 です。日本ならではの八橋の図柄で、古い時代 の味わいのある 職人技 の風格が見られる作品です。採光の加減で白く光っておりますが、歪んだり、曲がったりしておらず、保存状態 の良い鍔です。このような古い時代の刀装具の 鍔 は高価買取いたします。
彫金細工について説明します。
日本の金工品や刀装具、また甲冑で製作する際に必ず使われる製作技法が彫金細工です。その種類は、糸鋸や鏨で切り取った「透かし彫り」や、地金を彫り模様や図案・文字を入れる「毛彫り・片切彫」などの種類があります。また、地金の裏から大きく打ち出した後、表から細部を押さえていく「打ち出し」の技法もあります。本体の地金に意図する図案の溝を彫り、別の地金を嵌め込む技法が「象嵌」です。他には地金の表面に細かい目を入れ金箔や金糸を打ち込む「布目象嵌」などがあります。