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十三代酒井田柿右衛門の皿を紹介します。

 

十三代酒井田柿右衛門の、幅28.3cmの を紹介します。同じ 有田焼伊万里焼)でも、緻密 な 作風 の鍋島様式や寒色系で余白の少ない古九谷様式と異なり、乳白色の余白が豊かで、柔らかく暖かな雰囲気を感じさせる作品です。柿右衛門  に代々受け継がれている名で、十三代は、歴代の柿右衛門の古典様式を追求し、江戸中期に途絶えた「濁手」の 技法 の再興を成し遂げました。柿右衛門の再興と発展に絶大なる功績を残した 陶芸家 です。

この作品は、十三代の作品です。濁手のしっとりとした乳白色の 素地 に、美しく 写実的 に柘榴の花が描かれています。赤や青、緑などの色使いも鮮やかで魅力的な作品です。独創性のある 図柄 は、さすが十三代と思わせます。しかしながら、同じ十三代酒井田柿右衛門の作品では、もう少し 緻密 に 細密 丁寧に花鳥図が描かれているような上手の 花入 れの方が、数段高く評価させて頂けます。小品よりも、何日、何ヶ月もかけて作られた大きなサイズの力作の方が、10倍、20倍と高い価格が付きます。中でも特に 晩年全盛期 に作られた上手の作品が、最も高価に買取できる作品になります。

余談ですが、日本には床の間という日本独自の文化があります。世界を見ても日本独特の文化です。いろいろな 置物 や、上手の 陶磁器、作家の素晴らしい作品の数々など、多くの 名品 を床の間に置いて飾ってきました。近年、床の間に置き、代々大切にしてきたような作品や 掛軸 などをお譲り頂く事が多くあります。高価買取には、保存状態 が大切な条件となりますので、ご注意ください。大切に保管されてきた作品や、共箱 が揃っている作品は、やはり高価に取引させて頂けます。また 在銘 の作品の高価に取引できますが、江戸時代の 古陶器 には、銘が無くとも素晴らしい 逸品 があります。古い時代 の芸術家は大名のお抱えで作品を作っていましたので、作家は、自分の名を記すことができませんでした。そのため、銘の入っていない作品でも、素晴らしい 上手 の 作品 であることも多いのです。このように、陶芸作品の 真贋 を見極めるのは難しく、数十年の経験が必要であると言われています。当店は祇園の骨董街で長年培われてきた実績があります。売却依頼のご相談はお気軽にお問い合わせください。(No.26)

 

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