古い時代の胴丸

古い時代の胴丸

平安時代中期頃~室町時代中期頃に主として用いられた鎧兜のなかの一種。上古時代に用いられた挂甲の形状に最も近く、胴を丸く囲み、一続きの胴まわりを右脇で引き合わせる軽便なもので、裾の草摺は8枚に分かれて歩行しやすくなっています。このように甲冑の部品には、 日本古来 の 伝統技術 が 伝承 され、素晴らしい工芸品となり現在に伝わったものも多く残されています。平安・鎌倉時代には徒歩の士卒が着用しました。本来は徒歩の士卒たちは、や大袖を付属しませんでしたが、南北朝時代以降戦乱が相次ぎ、武将も重厚な 鎧兜 に代えて胴丸腹巻を着用するようになり、主として筋兜と大袖を具足するようになり、武将の間でも用いるようになりました。

構成は、札と呼ばれる牛の撓革または鉄の小片を横につらねてつづり合わせ、さらに縦に胴まわりを衡胴といって4段、立挙といって正面上部の胸板につづく2段と背面上部の押付につづく3段、草摺を5段、それぞれ革緒や糸の組緒で札を1枚ずつ細かに威しつけるのを常とします。 初期には粗製品が多かったためか遺物は少なく、わずかに神社仏閣で有名な愛媛県大山祇神社に鎌倉時代の作と推定される紫韋威の一領をみるにすぎません。南北朝時代以降は、奈良春日大社、大山祇神社をはじめ各地の 神社仏閣 に 逸品 が伝存します。優れた機能と合理的な構造は当世具足に踏襲されて、その基本となり、近世の 甲冑 に大きな影響を及ぼしました。このように伝承された技術は日本古来のいろいろな 金工作品の 装飾品 や銀製品などの 工芸品 として伝承され、多くの 名品 や 伝世品 を残しております。

 

 

 

古美術やかたの店内写真

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日本一、歴史ある京都祇園骨董街にあります。

京都は千年も続いた都です。
京都祇園骨董街の中でも当店は、歴史的保全地区に指定されています。
約80軒の古美術骨董商が軒を連ねる、
日本でもトップの祇園骨董街にある老舗の骨董店です。

京都祇園で小売販売している老舗骨董店だからこそ高価買取出来るのです。

世界各国から1日100名近くのお客様がご来店頂いております。
店頭には買取商品を常時2000点以上展示販売しており、愛好家やコレクターの方が品物の入荷をお待ちです。

買取依頼のお客様に納得して頂くことを第一と考えております。

ホームページや店頭にて販売する価格を提示して、買取りさせて頂いております。
是非、ご来店頂くか、ホームページをご覧下さい。
京都祇園で昭和56年に開業、長年の信頼と実績があります。

京都美術倶楽部大阪美術倶楽部鴨東古美術会京都古書組合東京古書組合に加盟しております。

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買取実績 PURCHASE RECORD

老舗骨董店の当店ならでは1000点以上の買取実績を写真入りでご覧ください。

久しぶりに骨董品宅配買取で鎧兜をお譲り頂きました。

写真が3枚あります。くわしくはこちら この作品は明治時代の 甲冑 で、当世具足と言われる鎧の一様式で、鎧櫃に入っており買取させて頂きました。兜は鉄製で 鉄味 も良く、細部まで非常に丁寧に作られており、筋の部分には銅の覆輪が施されております。最近ではこのような昔の 職人技 が素晴らしい 逸品 はなかなか無く、貴重な 逸品 で買取しました。漆塗が施された三つ巴の前立の装飾も美しく、昔の 職人技 が素晴らしい兜です。採光の加減で白く光っておりますが、ご覧のように 保存状態 の良い 鎧兜 です。この作品は、競り市やオークションで買い受けた 骨董品 ではありません。直接お客様より入荷した、うぶ荷と呼ばれる貴重な蔵出しの作品で、現状のまま販売しております。 鎧兜の説明を少ししますと、甲冑(鎧兜)とは、甲(鎧:よろい)及び冑(兜:かぶと)のことで、胴体部分を守る鎧と、頭部を守る兜からなる防具です。江戸時代に入り、天下泰平の世の中になると、甲冑(鎧兜)は、武士の威風を示すための道具になります。実戦での使用がなくなったことで、甲冑(鎧兜)には様々な装飾が施されるように。そして、幕末から明治維新の時期においては、武器の進化に追いついていくことができなかった日本式甲冑は、防具としての役割を終えました。

アクセス

京都市東山区大和大路通新門前上ル西之町197番地