古い時代の螺鈿

古い時代の螺鈿

螺鈿は、9世紀ごろ、奈良時代に日本につたわり、平安時代には 蒔絵 に併用されて盛んに行われました。現代にまで受け継がれるその美しさは、時代超える普遍的な美しさで多くの 愛好家 や コレクター がいます。螺鈿は、中国から、仏教や 交易 品などとともに伝来した、工芸技術です。夜光貝・あわび貝・蝶貝など、真珠光を放つ貝殻を文様に切って、木地 や 漆塗 の面に嵌めこんだり、また珊瑚と共に貼りつけたりする装飾 技法 です。貝の裏に彩色したり、日本を代表する金工作品象嵌細工彫金細工と同じような 細密 な伝承された技法の 毛彫り や 彫刻 をほどこす方法もあります。現代では主にアコヤガイやアワビが多く使用されています。貝の厚みによって薄貝・厚貝と区別されますが、質としては、厚貝の方がよいとされています。

印籠等に施されている、漆芸の蒔絵のように漆と共に併用する装飾技法が多く、 漆をある模様に削り、そこに貝片をはめ込み磨きをかける 象嵌細工 と呼ばれる彫る技法嵌める技法を駆使して、あらかじめ貝片を張り付けてその周りを貝の高さまで漆を重ねていく付着法があります。宝石のように美しい輝きを放つ螺鈿ですが、その光沢を生み出すのは、貝殻の持つ魅力を作品に合わせて極限まで際立たせる、 日本古来 の 伝統技術 ・ 職人技 です。貝殻を一枚一枚切り抜き、薄く磨き上げることで、貝殻の持つ美しさをそのままに、細かく繊細な模様を表現することができます。また、貝殻を半透明になるまで磨くことで、貝殻の一面を手作業で着色し、自由な色彩を表現することも可能となります。

伝来 した当時は べっ甲 や琥珀と合わせて楽器の装飾などに使用されていたそうです。日本では漆芸が盛んであったこともあり、平安時代には 漆芸 の装飾技法として蒔絵と螺鈿の技術は飛躍的に向上していき、戦国時代には、刀装具など上流階級の武具や馬具などにも螺鈿が施され、一般庶民にまで普及する頃には普段使いの茶椀など食器類や煎茶道具茶托茶合、また如意等にも幅広く使われていました。現代に残る螺鈿細工の 骨董品 には、優れた 文化遺産 として美術館や古都の 神社仏閣 に保管されている 名品 も多くあります。

 

 

 

 

古美術やかたの店内写真

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日本一、歴史ある京都祇園骨董街にあります。

京都は千年も続いた都です。
京都祇園骨董街の中でも当店は、歴史的保全地区に指定されています。
約80軒の古美術骨董商が軒を連ねる、
日本でもトップの祇園骨董街にある老舗の骨董店です。

京都祇園で小売販売している老舗骨董店だからこそ高価買取出来るのです。

世界各国から1日100名近くのお客様がご来店頂いております。
店頭には買取商品を常時2000点以上展示販売しており、愛好家やコレクターの方が品物の入荷をお待ちです。

買取依頼のお客様に納得して頂くことを第一と考えております。

ホームページや店頭にて販売する価格を提示して、買取りさせて頂いております。
是非、ご来店頂くか、ホームページをご覧下さい。
京都祇園で昭和56年に開業、長年の信頼と実績があります。

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販売商品 PRODUCT

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買取実績 PURCHASE RECORD

老舗骨董店の当店ならでは1000点以上の買取実績を写真入りでご覧ください。

久しぶりに骨董品宅配買取で鎧兜をお譲り頂きました。

写真が3枚あります。くわしくはこちら この作品は明治時代の 甲冑 で、当世具足と言われる鎧の一様式で、鎧櫃に入っており買取させて頂きました。兜は鉄製で 鉄味 も良く、細部まで非常に丁寧に作られており、筋の部分には銅の覆輪が施されております。最近ではこのような昔の 職人技 が素晴らしい 逸品 はなかなか無く、貴重な 逸品 で買取しました。漆塗が施された三つ巴の前立の装飾も美しく、昔の 職人技 が素晴らしい兜です。採光の加減で白く光っておりますが、ご覧のように 保存状態 の良い 鎧兜 です。この作品は、競り市やオークションで買い受けた 骨董品 ではありません。直接お客様より入荷した、うぶ荷と呼ばれる貴重な蔵出しの作品で、現状のまま販売しております。 鎧兜の説明を少ししますと、甲冑(鎧兜)とは、甲(鎧:よろい)及び冑(兜:かぶと)のことで、胴体部分を守る鎧と、頭部を守る兜からなる防具です。江戸時代に入り、天下泰平の世の中になると、甲冑(鎧兜)は、武士の威風を示すための道具になります。実戦での使用がなくなったことで、甲冑(鎧兜)には様々な装飾が施されるように。そして、幕末から明治維新の時期においては、武器の進化に追いついていくことができなかった日本式甲冑は、防具としての役割を終えました。

アクセス

京都市東山区大和大路通新門前上ル西之町197番地