販売商品 product

品番:X-1940

価格:売却済

赤沢露石 飾皿

明治時代から100年以上続く京都の 陶芸家、赤沢露石の飾皿です。
この飾皿は4代目の作品で、鳳凰の 図柄 が華やかで素晴らしい 交趾焼 の逸品です。
交趾焼とは、元々中国の焼物ですが、その交趾焼を、江戸時代の京都の陶芸界においては日本らしさを加えて取り入れ、新しい焼物のスタイルの交趾・交趾写として親しんできました。
共箱 に入っており、大切に仕舞われていたようで、ひび割れや欠け等無く、非常に 保存状態 の良い品物です。
この作品はお店で販売しているお求めやすい品物で、ホームページ上では販売しておりませんが紹介させて頂きます。
店頭では二千円から一万円までの楽しいアンティークの品物を沢山販売しておりますので、是非ご来店くださいませ。

交趾焼は主に茶の湯の世界で珍重され、香合 が特に尊ばれています。
江戸時代に 数寄者 の間で作成された香合番付では、交趾の香合がその上位を占めていました。
茶の湯 で珍重されるという事で、京都において楽家や永楽善五郎がその写しものを制作した事から、九谷焼や日本の 京焼 でもその写しが作られることとなり、その制作は全国で行われました。
永楽が携わった紀州徳川家の偕楽園焼は、紫と浅葱色と呼ばれるトルコブルーを基調にした法花の和製の 作風 です。
交趾焼の著名な作家には、青木木米や赤沢露石などがおり、二代 赤沢露石は昭和18年に交趾焼で技術保存作家認定を受けています。

買取実績 PURCHASE RECORD

老舗骨董店の当店ならでは1000点以上の買取実績を写真入りでご覧ください。

掛軸の骨董品出張買取依頼を頂き、数本の掛け軸をお譲り頂きました。

写真5枚あります。くわしくはこちら この 掛軸 は本紙は 絹本 で、山水画 が描かれております。古い時代 にはこのような山水画が好まれ、多くの 名品 が残されており買取しました。この作者はそんなに 著名 な作者ではありませんが一般的に昔の人々には好まれる 図柄 で、愛好家 の方には人気のある作品で買取させて頂きました。この掛け軸は 日本画 で絹本に描かれておりますが、一般的に水墨画は紙本に、また着色された山水画は絹本に描かれているのが普通です。採光の加減で白く光っておりますが、ご覧のように 保存状態 の良い骨董品です。 この絵は日本画の山水画ですが、水墨画について少し話します。 中国で唐代後半に山水画の 技法 として成立したのが水墨画です。特に水墨画で描かれる山水画のことを水墨山水画と呼びます。墨のみで描かれる南宋画(水墨画)と、着色された山水画の北宋画があり、鎌倉時代に日本に伝わったのは北宋画です。宋元の水墨山水画が輸入されたことがきっかけで、独自の墨の特徴を生かした水墨画の文化が発達しました。