その他の根付

その他の根付

石、木片、珊瑚などの自然物をそのまま用いたものや、中国美術で見られる印鈕を転用したもの、箱根付、そろばん  根付 、からくり根付などのその他にも様々な根付があります。

柳左根付もその中の一つで、饅頭形の根付に透かし彫りが施された根付です。饅頭根付の原型をくり貫いて内側を空洞にし、透かし彫りが施されています。形状は饅頭根付ですが、中は 透かし彫り になっており、中空構造の根付です。日本画のような花鳥の 図柄 などを 緻密 に 細かく透かし彫りにしたものが多く残っています。18世紀後期の江戸時代に柳左という人がこの意匠を創始したことからこの名前が付いているとわれています。 細密 に中の透かしを彫るには非常な労力が必要ですが、  轆轤 を用いて機械的に大量生産されたものを別の根付師が 彫刻 するという分業体制で作られたものもあります。

 

火はたき根付などの実用的な根付もあります。火はたき根付は、 煙管 用の灰皿のような役割で使われました。このほかに実用的な根付には、例えば日時計などの機能を持った根付などもあります。このように多種多様の材料を用いたり、形をしたりした根付の 逸品 が多くあります。このことから根付がいかに生活の中に根付き、重宝されていたか分かります。江戸時代や明治時代の日本の 伝統文化 や芸術の素晴らしさが、根付を通じて伝わってきます。

 

幕末に活躍した 著名 な根付師には明鶏斎法實、光廣、龍珪、寿玉、忠義、一旦、一貫、正直、亮長、豊昌らがいます。明治時代になると根付は実用品ではなく 美術品 として海外に輸出されるようになり、東谷、如藻、森田藻己谷斎、石川光明、森川杜園加納鉄哉らが 名品 を生み出しました。

なかでも、骨董品の根付は世界にたくさんの コレクター がおりたいへん人気があり、海外の 展覧会 で目にすることもあります。象牙 でできた韃靼人は海外や中国美術の 愛好家 にたいへん人気がある根付です。江戸時代には鹿の角やセイウチの牙に素晴らしい透かし彫りを施した根付、骨製で牛や人物、鮑などを 細密 に表現した素晴らしい 逸品 などもあり、日本の 伝統技術 の高さを伺わせます。堆朱の根付や、木彫りで出来た 木味 の良い 根付 なども 皇族 に買い上げられたり、宮内庁御用達 になったものもあります。また、形彫根付象嵌細工が施された銀の プレートが嵌め込まれた鏡蓋根付で 在銘 のものや 共箱 に入ったものもあり、骨董品 としても価値が高い作品もあります。

 

 

 

古美術やかたの店内写真

メディアにも多数ご紹介いただいております

TV出演お断りの理由は「古美術やかたの特長」や「買取のお客様必見」を詳しくご覧下さい。

日本一、歴史ある京都祇園骨董街にあります。

京都は千年も続いた都です。
京都祇園骨董街の中でも当店は、歴史的保全地区に指定されています。
約80軒の古美術骨董商が軒を連ねる、
日本でもトップの祇園骨董街にある老舗の骨董店です。

京都祇園で小売販売している老舗骨董店だからこそ高価買取出来るのです。

世界各国から1日100名近くのお客様がご来店頂いております。
店頭には買取商品を常時2000点以上展示販売しており、愛好家やコレクターの方が品物の入荷をお待ちです。

買取依頼のお客様に納得して頂くことを第一と考えております。

ホームページや店頭にて販売する価格を提示して、買取りさせて頂いております。
是非、ご来店頂くか、ホームページをご覧下さい。
京都祇園で昭和56年に開業、長年の信頼と実績があります。

京都美術倶楽部大阪美術倶楽部鴨東古美術会京都古書組合東京古書組合に加盟しております。

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買取は古美術やかたへ!老舗骨董店ならではの6つの技

買取商品一覧

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  • 銀瓶
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販売商品 PRODUCT

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買取実績 PURCHASE RECORD

老舗骨董店の当店ならでは1000点以上の買取実績を写真入りでご覧ください。

茶道具売却依頼で裏千家の宗室の茶杓を出張してお譲り頂きました。

写真が9枚あります。くわしくはこちら この 茶杓 は 保存状態 も良く、綺麗な茶杓です。裏千家の九代不見斎(ふげんさい)の手作り茶杓で、後日、裏千家 の宗室、十四代 無限斎(淡々斎)碩叟宗室(むげんさいたんたんさいせきそうそうしつ)「1893~1964」間違いないと極めをかかれており、その後十五代 鵬雲斎汎叟玄室(ほううんさいはんそうげんしつ)「1923~」が外箱に間違いないと極めをかかれております。このような綺麗な茶道具は、茶会 にも使え、茶の湯 では大切にされている逸品で買取させて頂きました。本来、この茶杓のように昔の作られた作品の極めを当代の宗匠や作家が書かれている作品が一番大切なことで、この作品は高価に取引されていると思われます。この作品のように、茶道具 や高価な骨董品には非常に多くの 贋物 が出回つており、購入される際には信頼あるお店で購入されるのがベストと思われます。 茶の湯のお茶会では、始まる前に床の間に共箱を飾り、今日はこの作品でお茶会を始めますと紹介されます。そしてそれらの共箱や識箱は、床の間等々で、飾りつけされお披露目されますので、共箱や識箱、また宗匠や 家元 の 書付 のある箱は、綺麗な状態が良く、汚れていると使えない場合があります。やはり 保存状態 が大切で、茶道具の共箱や書付のある箱は、大切に扱付て下さい。当然買取価格も大きく変わってきますので、気を付けて保存してください。

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