血赤珊瑚

血赤珊瑚

●血赤珊瑚の産地
日本近海の小笠原列島や五島列島、奄美、沖縄、宮古島周辺など、水深100m~300mの海底から引き上げて採取します。

●血赤珊瑚の色味
日本産の赤珊瑚の中でも、特に色の濃い一級品のものだけを血赤珊瑚と呼びます。赤珊瑚は、色調が深いほど、価値が高いと評価され、中でも、高知県の土佐湾で採れる血赤珊瑚、通称オックスブラッドは世界で一番、希少価値の高い最高級品の赤珊瑚です。

●血赤珊瑚の特徴
日本産の赤珊瑚には、原木の中心に、人間の骨のような白い色のフがあり、フは、原木をカットして加工する際、玉の表面に出てくる白い模様のことを言い、もちろん、血赤珊瑚にも見られる特徴です。地中海産の赤珊瑚には見られないため、日本産と、地中海産を識別するポイントとなります。

●血赤珊瑚の使用用途
宝石珊瑚は、球体をした丸玉が最も人気の高いカットです。指輪やネックレス、ブローチなどさまざまな宝飾品に使われます。血赤珊瑚の原木の根本付近の直径はわずか3cmほどなので、平均的な枝の太さで作れる丸玉は8mmまでとなり、そのため、10mm以上の綺麗な丸玉は、大変希少価値が高く、買取価格も高額となります。日本産の血赤珊瑚の原木は、潮流が流れてくる方向に向けて手を広げるような形で海底にくっいているのが特徴で、そのまま引き上げられた原木は、扇のような美しい形のまま飾る 置物 としても用いられ、人気があります。

●天然珊瑚ならではの欠点
珊瑚は何気圧もある深海に生息しており、引き上げられることにより気圧の変化で、ヒと呼ばれる縦方向の筋目状のひび・クラックができてしまいます。そのほかにも、珊瑚は海中で成育しているため、フジツボ等の貝や甲冑類など色々なものが珊瑚に付着することがあり、これらを巻き込みながら成長するため、加工の途中に巻き込まれたものが現れてくることもあります。これらが不純物となったり、凹やキズなどが出来たりするが、これも天然ゆえの証です。土佐沖で採れた血赤珊瑚の8~9割は、虫食い珊瑚のため、宝石珊瑚として加工できるものはごくわずかとなり、たいへん希少で、価値も高額となります。特にここ数年は、中国美術の愛好家 に日本産の血赤珊瑚がたいへん人気で、質の良い血赤珊瑚はますます貴重になってきています。

日本近海では品質の良い赤珊瑚、桃珊瑚白色珊瑚が採れますが、世界の珊瑚の中でも品質の高いとされた地中海産よりも大きなものが多かったため、世界的な注目を集めるようになりました。中でも、血赤珊瑚は日本の珊瑚で、特に高知県で採れる、オックスブラッドと呼ばれる高品質の血赤珊瑚はたいへん価値があります。有名な珊瑚産出地となり、珊瑚は真珠と並んで日本の特産品となりました。江戸時代には彫刻 などの加工の 技術 も発展し、日本独自 の珊瑚製品が作られるようになり、明治期には優れた輸出品となり、日本の珊瑚製品は世界に認められていきました。 日本古来 の 伝統技術 が生かされた細工の良い 骨董品 や 美術品 の作品は日本のみならず、海外でも人気があります。

日本には、仏教文化や和装の文化、茶の湯 の文化など、日本独自の文化があります。仏教美術 や 神道美術に使用された珊瑚の作品や、着物や髪結いの際に使用した櫛や、 簪 、緒締め、普段使いの 工芸品 、珊瑚製の 装飾品 など、優れた 逸品、名品 が残されています。中には、国宝のものもあります。また漆や 象牙 の上に象牙や螺鈿、珊瑚、翡翠などの宝石を嵌め込む芝山蒔絵印籠や小さな 屏風 などが万国博覧会で展示され、世界中の コレクター から注目を浴びました。

 

 

 

 

古美術やかたの店内写真

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日本一、歴史ある京都祇園骨董街にあります。

京都は千年も続いた都です。
京都祇園骨董街の中でも当店は、歴史的保全地区に指定されています。
約80軒の古美術骨董商が軒を連ねる、
日本でもトップの祇園骨董街にある老舗の骨董店です。

京都祇園で小売販売している老舗骨董店だからこそ高価買取出来るのです。

世界各国から1日100名近くのお客様がご来店頂いております。
店頭には買取商品を常時2000点以上展示販売しており、愛好家やコレクターの方が品物の入荷をお待ちです。

買取依頼のお客様に納得して頂くことを第一と考えております。

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是非、ご来店頂くか、ホームページをご覧下さい。
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買取実績 PURCHASE RECORD

老舗骨董店の当店ならでは1000点以上の買取実績を写真入りでご覧ください。

置物や木味の良い文房具の骨董品売却依頼を頂き、出張してお譲り頂きました。

写真が4枚あります。くわしくはこちら 丁寧に作られた硯屏で、彫刻 や象嵌細工が施されており、丁寧に造られた 逸品 です。時代は、昭和初期頃の作品だと思われます。文房具で使われる硯屏で、螺鈿細工の綺麗な硯屏の 置物 で買取させて頂きました。このような文房具は大切な日本の 骨董品 で日本の文房具でも中国では、人気で 愛好家 が沢山おられます。どっしりとした 重量感 があり、落ち着きのある 木味 の良い 逸品 です。この作品は、競り市やオークションで買い受けた作品ではありません。直接お客様より買取させて頂いたうぶ荷と呼ばれる貴重な蔵出しの作品で、現状のまま販売しております。 文房具の紹介なので一番大切な硯について説明します。一般的な宋坑端渓硯(そうこうたんけいけん)について説明します。初心者も手にしやすい価格が魅力中国広東省肇慶市高要県に面する斧柯山一帯で採れる硯。端渓硯の中でも最もリーズナブルな価格が魅力です。茶色がかった石色が特徴で、石質は比較的硬く墨おりも早い硯です。硯面がギラギラしたものや赤味が強いものは、非常に硬質な石質となることが多い為、注意が必要です。

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