オックスブラッド

オックスブラッド

珊瑚には血赤珊瑚や白珊瑚、赤珊瑚など様々な種類の珊瑚があります。単純に色味によって見分ける事もできますが、血赤珊瑚と赤珊瑚となると見分けるためにはもう少し詳しく知る必要があり、その見分け方は赤珊瑚のカラーグレードによって見分けるという事になります。日本では赤珊瑚も多く採取できますが、その中でも特に色の濃いものだけを血赤珊瑚と呼びます。赤珊瑚は赤色が濃ければ濃いほど価値が高いとされ、たいへん貴重で、日本の珊瑚は、質が高いことで世界の珊瑚の中でも特に秀でています。その中でも、高知県の土佐湾で採れる血赤珊瑚は、通称オックスブラッドと呼ばれ、世界で一番希少価値の高い最高の赤珊瑚として特に有名なのです。

もともと、オックスブラッドレッドという色名があり、それを略してオックスブラッドといいます。牛の血を意味する暗い赤を指します。日本語の赤は、日または火の色と関係が深いですが、多くの言語では血と関係づけられることが多いです。また、世界各国では、動物の血を神聖視され、赤い珊瑚も神聖なものとして扱われてきました。日本には、このような希少価値がある貴重な赤珊瑚、血赤珊瑚が採れましたので、多くの珊瑚作品が作られてきました。 国宝 や 名品 が多く残されています。江戸期には、庶民の間に珊瑚の 装飾品 が愛玩されるようになりました。日本には、和装文化がありますので、櫛・簪・緒締めなどの中には、 日本古来 の 伝統技術 や 職人技 が生かされた珊瑚作品も、多く残されています。明治期には、日本古来 の 伝統技術である 彫刻 の技巧も発達し、優れた輸出品も作られ、海外との交易の品となりました。それらの 骨董品 や 美術品 などは、世界でもたいへん人気があります。多くの 愛好家 や コレクター 達が収集し、 美術展や博覧会で目にする機会もあります。

日本の珊瑚製品が普及し始めた江戸時代中期後期の珊瑚品には以下のようなものがあります。日本には、仏教文化や和装の文化など、日本独自の文化があります。仏教美術 や 神道美術に使用された 珊瑚 の作品や、着物や髪結いの際に使用した作品など、優れた 逸品、名品 が残されています。

●珊瑚樹
そのままの形状をいかした 置物 で、仏教の七宝に数えられること、赤色が魔除けの色だったこと、漢方薬として用いられていたこと、枝が広がる様が末広がりとして縁起がいいことなどから、厄除開運の縁起物として重宝されました。

●工芸品の装飾
硯箱、香箪笥、香炉、刀の鞘、、着物の飾りなど、漆工芸の蒔絵に、貴重な赤色を配置する素材として用いられました。

●櫛、笄、簪
江戸時代に発達した髪飾りを代表とする、和装品の装飾として使われました。
日本人の黒髪に珊瑚の赤色はよく映えたため、べっ甲 とともに櫛や簪の素材として人気がありました。

●根付、帯留、緒留
珊瑚の形状をそのまま利用したり彫刻を施したりして、根付や帯留として利用されました。

 

 

 

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日本一、歴史ある京都祇園骨董街にあります。

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京都祇園骨董街の中でも当店は、歴史的保全地区に指定されています。
約80軒の古美術骨董商が軒を連ねる、
日本でもトップの祇園骨董街にある老舗の骨董店です。

京都祇園で小売販売している老舗骨董店だからこそ高価買取出来るのです。

世界各国から1日100名近くのお客様がご来店頂いております。
店頭には買取商品を常時2000点以上展示販売しており、愛好家やコレクターの方が品物の入荷をお待ちです。

買取依頼のお客様に納得して頂くことを第一と考えております。

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是非、ご来店頂くか、ホームページをご覧下さい。
京都祇園で昭和56年に開業、長年の信頼と実績があります。

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買取実績 PURCHASE RECORD

老舗骨董店の当店ならでは1000点以上の買取実績を写真入りでご覧ください。

綺麗な柿右衛門の煎茶道具の茶道具売却依頼を頂き、宅配でお譲り頂きました。

写真が4枚あります。くわしくはこちら すべて手描きで、柿右衛門の面白い煎茶道具の茶壺です。描き込みが綺麗な茶壷で形や模様でが整っており、また 上り の良い品物で買取させて頂きました。未使用品で、貫入 も無く、傷・割れ等無く 保存状態 の良い 完品 で 共箱 がついております。柿右衛門の作品には、柿右衛門本人が制作している作品と、量産された 窯 物(工房)の作品とがあります。本人の作品には「釘彫り」と言われる彫り 銘 が入っており、窯物の作品には 染付 で 銘 が書かれております。御覧のように底部には染付で柿右衛門と銘がはいっており、量産された窯物(工房)の作品です。この作品は、競り市やオークションで買い受けた作品ではありません。直接お客様より買取させて頂いた、うぶ荷と呼ばれる貴重な蔵出しの骨董品や茶道具で、現状のまま販売しております。 濃茶を入れる 陶器 製の濃茶器の事で、抹茶を入れるのに用いる茶器全体を、茶入と言います。大きな茶壺に対して、小壺で、最近では濃茶を入れる容器として濃茶器とも言われています。茶入 には、唐物 茶入と呼ばれる中国産の茶入や国焼茶入と呼ばれる日本で作られた茶入があります。他には、大海茶入で横広の 茶入 や茄子と呼ばれる上にすぼまる形の小型の茶入があり、肩衝と言われる上方部(肩)が横に張り出した茶入も有ります。一般的には、蓋には象牙が用いられ、蓋の裏は金箔が張られて作られております。  

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