黒四分一

黒四分一

四分一 には色の違いから白四分一、上四分一、並四分一内三分、並四分一外三分、黒四分一 があり、すべて銅と銀、金の合金比率の違いでできています。白四分一 は白く、黒四分一は黒い、中間の並四分一はねずみ色になります。色を出すためには、煮込着色 と言われる煮色仕上げを施します。黒四分一は 赤銅 を用い、煮色仕上げにより酸化させると黒っぽく光沢のある灰色に発色します。銅に銀を3~4割混ぜた合金で煮色仕上げによりグレーに発色することから朧銀とも言われています。色も白四分一から黒四分一など好みの色にするよう作家各々割金を調整しますが、日本特有の合金で、硬くて鍛造するに難しい素材とされています。

日本には、素晴らしい 金工品 が残されています。職人たちによって 伝承 されてきた 金工細工 の 伝統技術に、独学 で自分なりの 作風 や 技法 を盛込み素晴らしい 工芸品 や 伝世品、金工作品の 逸品 が作られました。 日本古来 の 伝統技術 を学ぶために、それぞれの 流派 や 師匠 に 入門 し、弟子 入りして、名品 の 骨董品 や 美術品 を制作し、長年かかりやっと自分の 称号 や 号 を 襲名 出来るのです。
彫金で人間国宝の認定を受けているのは、海野清、内藤四郎など9人です。

海野清
1884年、 彫金家 である海野勝珉の三男として生まれました。父や加納夏雄に 師事 して彫金細工の技法を学び、さらにはヨーロッパ留学の成果をとりいれ、近代的なデザインや構図で新風をもたらしました。日本の伝統的彫金技術に西洋の技法を融合させて独自の 作風 を確立しました。作風 は、古典的で優雅。銀製品の 花瓶、文房具、置物 などを手掛けました。代表作は鸚鵡小禽葡萄 文箱 。

内藤四郎
1907年、東京の四谷で生まれました。東京美術学校 金工科で、清水亀蔵、海野清に 師事 して、彫金の技術を習得しました。蹴彫、平脱を得意とし、線条文様をいかした 小箱 を多く制作しました。 正倉院宝物 の金工品調査に参加した成果を活かし、温和な鎚目を残した 素地 に 毛彫り を施す技法や、金鍍金、中国美術の漢代や、エジプトの 工芸品  の研究から、着色した方解石を埋め込む技法などを生み出し、斬新な作品を数多く制作しました。

 

 

古美術やかたの店内写真

メディアにも多数ご紹介いただいております

TV出演お断りの理由は「古美術やかたの特長」や「買取のお客様必見」を詳しくご覧下さい。

日本一、歴史ある京都祇園骨董街にあります。

京都は千年も続いた都です。
京都祇園骨董街の中でも当店は、歴史的保全地区に指定されています。
約80軒の古美術骨董商が軒を連ねる、
日本でもトップの祇園骨董街にある老舗の骨董店です。

京都祇園で小売販売している老舗骨董店だからこそ高価買取出来るのです。

世界各国から1日100名近くのお客様がご来店頂いております。
店頭には買取商品を常時2000点以上展示販売しており、愛好家やコレクターの方が品物の入荷をお待ちです。

買取依頼のお客様に納得して頂くことを第一と考えております。

ホームページや店頭にて販売する価格を提示して、買取りさせて頂いております。
是非、ご来店頂くか、ホームページをご覧下さい。
京都祇園で昭和56年に開業、長年の信頼と実績があります。

京都美術倶楽部大阪美術倶楽部鴨東古美術会京都古書組合東京古書組合に加盟しております。

お問い合わせ・買取のご相談

075-533-1956 11:00~18:00(定休日:月・火)

※ご予約の買取業務は定休日も行っております。

FAX 075-571-8648

買取は古美術やかたへ!老舗骨董店ならではの6つの技

買取商品一覧

  • 金工作品
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販売商品 PRODUCT

お買取りさせて頂いた品物はこのように価格表示してお店やホームページで販売、掲載しております。

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買取実績 PURCHASE RECORD

老舗骨董店の当店ならでは1000点以上の買取実績を写真入りでご覧ください。

寄せ集めの鎧兜ですが骨董品売却依頼を頂き、出張してお譲り頂きました。

写真が4枚あります。くわしくはこちら この 鎧兜 は、江戸時代から明治時代初期頃に作られた 逸品 です。胴丸や腹巻も寄せ集めで、買い求められた時から使用されていた部品ではないと思われますが買取しました。長年時代を経てきた味わいがあり、それぞれの部品は 保存状態 の良い逸品ですが寄せ集めで価格的には安い品物ですが買取しました。採光の加減で白く光っておりますが、ご覧のような 逸品 です。この作品は販売はしていませんがこのような鎧兜は日本の大切な骨董品なので参考に紹介します。 鎧兜の説明を少ししますと、甲冑(鎧兜)とは、甲(鎧:よろい)及び冑(兜:かぶと)のことで、胴体部分を守る鎧と、頭部を守る兜からなる防具です。江戸時代に入り、天下泰平の世の中になると、甲冑(鎧兜)は、武士の威風を示すための道具になります。実戦での使用がなくなったことで、甲冑(鎧兜)には様々な装飾が施されるように。そして、幕末から明治維新の時期においては、武器の進化に追いついていくことができなかった日本式甲冑は、防具としての役割を終えました。このような日本の 金工作品 の歴史を辿る品物なので紹介しました。

アクセス

京都市東山区大和大路通新門前上ル西之町197番地