白四分一

白四分一

四分一 とは金属工芸で使われてきた 日本古来 の色金のひとつで銀と 銅 の合金です。合金における銀の比率が四分の一である事から名付けられました。煮込着色 と言われる煮色仕上げで美しい銀灰色を示すことから朧銀とも呼ばれています。おもに銅と 南鐐 からなり、全体の4分の1が銀なことがこの名の由来です。若干の金をまぜることにより、冴えわたる色となります。割合の増減により、発色が違い、黒四分一 、白四分一 等のように区分されます。銀の割合が多くなるほど、白っぽくなるのが特徴です。白四分一は、銀色に近い白色、鼠色掛かっています。 朧銀 には他に、銀の表面に 梨地 をつけ光沢を消したものも含まれます。白っぽい灰色で、硬く加工はしづらいです。

日本には、素晴らしい 金工品 が残されています。職人たちによって伝承されてきた 金工細工 の 伝統技術に、独学 で自分なりの 作風 や 技法 を盛込み素晴らしい 工芸品 や 伝世品が作られました。日本の伝統が守られ 伝承 されてきた金工作品は、銘 が有る無しに関わらず、世界各国から 美術品 と認められております。日本古来 の 伝統技術 を学ぶために、それぞれの 流派 や 師匠 に 入門 し、弟子 入りして、名品 の 骨董品 や 美術品 を制作し、長年かかりやっと自分の 称号 や 号 を 襲名 出来るのです。彫金で人間国宝の認定を受けているのは、鹿島一谷、金森映井智など9人です。

鹿島一谷
1898年、東京下谷で 彫金家 の子として生まれました。代々伝えられてきた布目象嵌や、彫金技法の全般を父や祖父から習得した後、彫金家の関口一也、関口真也に 師事 して彫金、象嵌、色絵、台付、着色、鑞付、合金配合法などを学びました。祖父について布目象嵌の修業をする傍ら、海野清、北原千鹿より指導を受け、工芸表現の造詣を深め、1965年には唐招提寺蔵国宝亀舎利塔の修理に従事するなど、高い技術で活躍しました。銀製品の 花瓶、 香炉 、花器、水滴、文房具、水注など、格調高く優美な作品を多く作りました。

金森映井智
1908年、富山県高岡市に生まれました。高岡の地場産業である銅器工芸で身を立てることを決意し、師であった内島市平のすすめで富山県立工芸学校に進学しました。彫金、鋳金、 鍛金 、板金など、金工の幅広い知識を習得する傍ら、中島秋圃に日本画を学びます。卒業後は内島市平の弟子となり、二年間彫金技法を学びました。戦後まもない頃は、写生をもとにつくり出された具象的な草花文様の作品を制作していましたが、後に多く作られた花器では「花器に具象的な意匠は不似合い 」という考えから、直線や曲線による幾何学的模様が用いられています。高岡銅器の伝統技法である浮象嵌のほか、金、銀の線象嵌、布目象嵌など、さまざまな象嵌細工の技法を組み合わせた、モダンで重厚な 作風 が特徴です。

 

 

古美術やかたの店内写真

メディアにも多数ご紹介いただいております

TV出演お断りの理由は「古美術やかたの特長」や「買取のお客様必見」を詳しくご覧下さい。

日本一、歴史ある京都祇園骨董街にあります。

京都は千年も続いた都です。
京都祇園骨董街の中でも当店は、歴史的保全地区に指定されています。
約80軒の古美術骨董商が軒を連ねる、
日本でもトップの祇園骨董街にある老舗の骨董店です。

京都祇園で小売販売している老舗骨董店だからこそ高価買取出来るのです。

世界各国から1日100名近くのお客様がご来店頂いております。
店頭には買取商品を常時2000点以上展示販売しており、愛好家やコレクターの方が品物の入荷をお待ちです。

買取依頼のお客様に納得して頂くことを第一と考えております。

ホームページや店頭にて販売する価格を提示して、買取りさせて頂いております。
是非、ご来店頂くか、ホームページをご覧下さい。
京都祇園で昭和56年に開業、長年の信頼と実績があります。

京都美術倶楽部大阪美術倶楽部鴨東古美術会京都古書組合東京古書組合に加盟しております。

お問い合わせ・買取のご相談

075-533-1956 11:00~18:00(定休日:月・火)

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買取は古美術やかたへ!老舗骨董店ならではの6つの技

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販売商品 PRODUCT

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買取実績 PURCHASE RECORD

老舗骨董店の当店ならでは1000点以上の買取実績を写真入りでご覧ください。

刀装具の鍔や小柄の骨董品売却依頼を頂き、出張してお譲り頂きました。

写真が22枚あります。くわしくはこちら この作品の時代は江戸時代の鍔です。東雨と銘 が入っておりますが、作者についてはよくわかりません。鉄味 も素晴らしく、ご覧のように見事な 彫金細工 で表現されております。古い時代 の、丁寧な味わいのある職人技が冴える逸品です。先々代が刀装具の コレクター の方より、直接買い付けた品物です。長年の時代を経てきた重みのある風格が見られ、鉄味 も良く、保存状態 の良い品物です。採光の加減で白く光っております。このような 骨董品 の 刀装具 の 鍔、買取させて頂きます。 刀装具は、鍔、小柄、笄、目貫、縁頭などに簡単に分類されます。なかでも 小柄 ・笄・ 目貫 は「三所物」と言われ貴重な 刀装具 として大切に扱われました。彫金技法には主として彫る技法、嵌める技法、打つ技法がありますが、刀装具には 日本古来 の 骨董品 や 茶道具 に施されているこのような 伝統技術  の 象嵌細工 や 彫金細工 などの精巧な 彫刻 が施されています。やはり一番の人気は 鍔 ですが、明治時代に活躍された金工作家で 帝室技芸員 や 人間国宝 の作品は高価買取いたします。

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