福井県坂井市より骨董品宅配買取依頼を頂き、金工作品の飾金具を数点お譲り頂きました。材質は鉄でできており、重量感があり京都の金工師・川原林秀國の作品で紹介します。
売却例の説明
写真12枚あります。くわしくはこちら
材質は鉄でできており、重量感 があります。時代は江戸から明治にかけてのものだと思われます。コレクターの方から直接買取した品物で、写真8 のように、秀國と 銘 が入っておりますが、京都の 金工師・川原林秀國と思われ買取させて頂きました。鉄は硬くて細工が難しいのですが、細密 な彫金細工や象嵌細工が施されており、さすが名工と思わせる作の良い 骨董品 です。採光の加減で白く光っておりますが、 保存状態 の良い飾り金具です。
彫金細工 について説明します。
日本の 金工品 や 刀装具、また 甲冑 で製作する際に必ず使われる製作 技法 が彫金細工です。その種類は、糸鋸や鏨で切り取った「透かし彫り」や、地金を彫り模様や図案・文字を入れる「毛彫り・片切彫」などの種類があります。また、地金の裏から大きく打ち出した後、表から細部を押さえていく「打ち出し」の技法もあります。本体の地金に意図する図案の溝を彫り、別の地金を嵌め込む技法が「象嵌」です。他には地金の表面に細かい目を入れ金箔や金糸を打ち込む「布目象嵌」などがあります。