白色珊瑚

白色珊瑚

●産地
日本、中国、台湾近海など、ミッドウェイと呼ばれる中部太平洋で採取されます。具体的には、沖縄近海、五島列島、長崎沖、土佐湾など日本沿岸です。さらに東シナ海、南シナ海を経て、フィリピンやベトナム辺りまでの海域など、水深100~400mの海底に棲息しています。広範囲で採取が可能です。

●色味
名前と異なり、実際の色味は、薄い桃色やセピア色をしたものが多く、白色を基調にして、淡いピンク色がわずかに混ざっている場合があります。また、東シナ海で採取される白珊瑚には 象牙 色をしたものがあり、これも珍重されます。東シナ海産の白珊瑚は殆ど流通しておらず、白珊瑚としてはたいへん希少で高値で取引されます。また、純白の白珊瑚は、大変、希少価値が高くなります。象牙色の白珊瑚と、真っ白な白珊瑚が市場に出回ることはほとんどなく、価格は破格の高さとなります。

●特徴
原木の表皮が、柿色で、研磨などの加工をする前の状態は、桃珊瑚に似ています。骨軸は白色のため、磨くと白っぽくなり、ものによっては、骨軸を確認しないと、白珊瑚と識別困難なものもあります。

日本近海では品質の良い赤珊瑚、桃珊瑚、白色珊瑚が採れますが、世界の珊瑚の中でも品質の高いとされた地中海産よりも大きなものが多かったため、世界的な注目を集めるようになりました。中でも、血赤珊瑚は日本の珊瑚で、特に高知県で採れる、オックスブラッドと呼ばれる高品質の血赤珊瑚はたいへん価値があります。有名な珊瑚産出地となり、珊瑚は真珠と並んで日本の特産品となりました。江戸時代には 彫刻 などの加工の 技術 も発展し、日本独自 の珊瑚製品が作られるようになり、明治期には優れた輸出品となり、日本の珊瑚製品は世界に認められていきました。 日本古来 の 伝統技術 が生かされた細工の良い 骨董品 や 美術品 の作品は日本のみならず、海外でも人気があります。

日本には、仏教文化や和装の文化、茶の湯 の文化など、日本独自の文化があります。仏教美術 や 神道美術に使用された珊瑚の作品や、着物や髪結いの際に使用した櫛や、 簪 、緒締め、普段使いの 工芸品 、珊瑚製の 装飾品 など、優れた 逸品、名品 が残されています。中には、国宝のものもあります。また漆や象牙の上に象牙や螺鈿、珊瑚、翡翠などの宝石を嵌め込む芝山蒔絵印籠や小さな 屏風 などが万国博覧会で展示され、世界の 愛好家 から注目を浴びました。

 

 

古美術やかたの店内写真

メディアにも多数ご紹介いただいております

TV出演お断りの理由は「古美術やかたの特長」や「買取のお客様必見」を詳しくご覧下さい。

日本一、歴史ある京都祇園骨董街にあります。

京都は千年も続いた都です。
京都祇園骨董街の中でも当店は、歴史的保全地区に指定されています。
約80軒の古美術骨董商が軒を連ねる、
日本でもトップの祇園骨董街にある老舗の骨董店です。

京都祇園で小売販売している老舗骨董店だからこそ高価買取出来るのです。

世界各国から1日100名近くのお客様がご来店頂いております。
店頭には買取商品を常時2000点以上展示販売しており、愛好家やコレクターの方が品物の入荷をお待ちです。

買取依頼のお客様に納得して頂くことを第一と考えております。

ホームページや店頭にて販売する価格を提示して、買取りさせて頂いております。
是非、ご来店頂くか、ホームページをご覧下さい。
京都祇園で昭和56年に開業、長年の信頼と実績があります。

京都美術倶楽部大阪美術倶楽部鴨東古美術会京都古書組合東京古書組合に加盟しております。

お問い合わせ・買取のご相談

075-533-1956 11:00~18:00(定休日:月・火)

※ご予約の買取業務は定休日も行っております。

FAX 075-571-8648

買取は古美術やかたへ!老舗骨董店ならではの6つの技

買取商品一覧

  • 金工作品
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  • 骨董品の翡翠
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  • 骨董品の珊瑚

販売商品 PRODUCT

お買取りさせて頂いた品物はこのように価格表示してお店やホームページで販売、掲載しております。

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買取実績 PURCHASE RECORD

老舗骨董店の当店ならでは1000点以上の買取実績を写真入りでご覧ください。

置物や木味の良い文房具の骨董品売却依頼を頂き、出張してお譲り頂きました。

写真が4枚あります。くわしくはこちら 丁寧に作られた硯屏で、彫刻 や象嵌細工が施されており、丁寧に造られた 逸品 です。時代は、昭和初期頃の作品だと思われます。文房具で使われる硯屏で、螺鈿細工の綺麗な硯屏の 置物 で買取させて頂きました。このような文房具は大切な日本の 骨董品 で日本の文房具でも中国では、人気で 愛好家 が沢山おられます。どっしりとした 重量感 があり、落ち着きのある 木味 の良い 逸品 です。この作品は、競り市やオークションで買い受けた作品ではありません。直接お客様より買取させて頂いたうぶ荷と呼ばれる貴重な蔵出しの作品で、現状のまま販売しております。 文房具の紹介なので一番大切な硯について説明します。一般的な宋坑端渓硯(そうこうたんけいけん)について説明します。初心者も手にしやすい価格が魅力中国広東省肇慶市高要県に面する斧柯山一帯で採れる硯。端渓硯の中でも最もリーズナブルな価格が魅力です。茶色がかった石色が特徴で、石質は比較的硬く墨おりも早い硯です。硯面がギラギラしたものや赤味が強いものは、非常に硬質な石質となることが多い為、注意が必要です。

アクセス

京都市東山区大和大路通新門前上ル西之町197番地