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帝室技芸員

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帝室技芸員 ( ていしつぎげいいん )

1890年(明治23年)、帝国博物館総長が招集した有識者会議で、最初の帝室技芸員10名が任命されました。有識者は、宮内大臣によって指名された推薦委員です。日本 画家 の「狩野永徳」、仏師・彫刻家 の「高村光雲」、その他に 漆工・彫金など、日本の 伝統 美術や 工芸 の第一人者達が任命されました。

明治維新以降、日本の伝統美術・工芸を次代に伝える機運が高まりました。アメリカの哲学・政治学・経済学者のフェノロサが、岡倉天心らと共に、東京美術学校 を設立したのもそのためです。一方、宮内省は、「日本美術協会」を立ち上げました。そして、1888年(明治21年)「宮内省工芸員」17名を選定しました。これが帝室技芸員の前身と言われています。

この2年後、帝室技芸員制度が開始されました。20名(のち25名に拡大)の技芸員の内に選出されれば、終生100円の年金が支給され、皇室から制作依頼を行なう際には制作費も支払われたので、それまで貧窮し不振におちいっていた芸術家にとっては救いにもなりました。帝室技芸員は、「閣下」と呼ばれる待遇で、選出された優秀な美術工芸家たちはたいへんな名誉でした。

また、当時のヨーロッパでは1867年(慶応3年)のパリ 万国博覧会 に当時の江戸幕府、薩摩藩、佐賀藩が出品したことをきっかけとして「ジャポニスム」と呼ばれる日本の美術・工芸ブームが起こっていました。帝室技芸員制度は、この機に便乗して美術・工芸品 を外国へ輸出し、少しでも貿易赤字を解消しようという政府のもくろみでもありました。

この制度は戦後、1947年(昭和22年)に廃止されましたが、その間、13回にわたって計79名の技芸員が選定され、現在では 文化勲章 授与、重要無形文化財(人間国宝)認定、日本芸術院 会員制などに受け継がれています。

古美術やかたの店内写真

メディアにも多数ご紹介いただいております

TV出演お断りの理由は「古美術やかたの特長」や「買取のお客様必見」を詳しくご覧下さい。

日本一、歴史ある京都祇園骨董街にあります。

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京都祇園で小売販売している老舗骨董店だからこそ高価買取出来るのです。

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是非、ご来店頂くか、ホームページをご覧下さい。
京都祇園で昭和56年に開業、長年の信頼と実績があります。

京都美術倶楽部大阪美術倶楽部鴨東古美術会京都古書組合東京古書組合に加盟しております。

お問い合わせ・買取のご相談

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買取は古美術やかたへ!老舗骨董店ならではの6つの技

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買取実績 PURCHASE RECORD

老舗骨董店の当店ならでは1000点以上の買取実績を写真入りでご覧ください。

久しぶりに骨董品宅配買取で鎧兜をお譲り頂きました。

写真が3枚あります。くわしくはこちら この作品は明治時代の 甲冑 で、当世具足と言われる鎧の一様式で、鎧櫃に入っており買取させて頂きました。兜は鉄製で 鉄味 も良く、細部まで非常に丁寧に作られており、筋の部分には銅の覆輪が施されております。最近ではこのような昔の 職人技 が素晴らしい 逸品 はなかなか無く、貴重な 逸品 で買取しました。漆塗が施された三つ巴の前立の装飾も美しく、昔の 職人技 が素晴らしい兜です。採光の加減で白く光っておりますが、ご覧のように 保存状態 の良い 鎧兜 です。この作品は、競り市やオークションで買い受けた 骨董品 ではありません。直接お客様より入荷した、うぶ荷と呼ばれる貴重な蔵出しの作品で、現状のまま販売しております。 鎧兜の説明を少ししますと、甲冑(鎧兜)とは、甲(鎧:よろい)及び冑(兜:かぶと)のことで、胴体部分を守る鎧と、頭部を守る兜からなる防具です。江戸時代に入り、天下泰平の世の中になると、甲冑(鎧兜)は、武士の威風を示すための道具になります。実戦での使用がなくなったことで、甲冑(鎧兜)には様々な装飾が施されるように。そして、幕末から明治維新の時期においては、武器の進化に追いついていくことができなかった日本式甲冑は、防具としての役割を終えました。

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京都市東山区大和大路通新門前上ル西之町197番地