茶托　高価買取いたします

茶道の流派によっては托子、茶台、茶托子、納敬と呼ぶ場合もあります。日本において煎茶が伝わったのは江戸時代前期。江戸以前の 茶会 では、茶托が使われることはなく、茶碗はすべて直接同じお盆に乗せて運ばれ、一人一人盆から取っていました。中国からさまざまな器が伝来するようになると、天目台が変化し、簡略化され、現在の茶托につながったといわれています。江戸時代中期に、清から盃とともに円形の盃台が伝わり、煎茶道の流行に伴い、長形などの茶托となり現代に至ります。

　　金工作品　雪月花茶托

茶托の材質には、錫や銅、南鐐、鉄などの 金工品、木・竹・藤製などの植物などがあります。
中国から伝来した当初は錫製が多かったことから、 骨董品 の茶托には錫製が多い。
また、 木地 の木目を活かしたものから、鎌倉彫 のような 彫刻 を施したものまで多種多様で、
漆器に仕上げた品もあります。
鎌倉彫は、浮肉彫の木地の上に黒漆や朱、緑漆をかけた 漆塗 の 工芸品 です。
日本古来 の 伝統 漆芸に中国美術の彫漆の影響を受けています。
鎌倉時代に始まり室町時代に盛んになりました。
茶托の材質は多種多様ですが、錫製の茶托は、使うほどに味わいが増し、重量感や温かみが感じられ、最上とされています。茶席において高級な茶を淹れる場合や、位の高い客人をもてなす際には、錫製の茶托が好んで使われました。彫金細工や象嵌細工が施された煎茶道具や、昔に輸入された唐物、細工の良い煎茶道具は、当時 茶の湯 を愛好する人達にもてはやされました。美術品や骨董品、そして茶托買取させて頂きます。

　　　　　　木彫　茶托

茶托の形には、円形・楕円・荷葉・木瓜・輪花・小判型・舟型・角形など様々あり、平らな茶托だけでなく、特に小判型や舟型などの立体的な形状のものも多く、そのほか花や瓜をモチーフにした形状の品もあります。また、茶托の材質も多種多様にあるが、形も茶碗を引き立て、うるさい感じがない円式が最も良いとされています。

茶托の魅力は、色絵や 染付 などの煎茶碗と取り合わせることで、煎茶の持つ清雅な雰囲気を引き立てることにあります。茶碗との調和を考えて選ぶのが良いでしょう。茶托は基本的に五枚一組で箱に納められており、1枚でも欠けると、作品としての価値が大きく下がることがあります。

煎茶は中国から 伝来 しました。
最初の頃は、中国から渡って来た道具をそのまま使用していましたが、その後、日本でも煎茶の風習が花開き、日本独自 の道具も作られるようになりました。中国から伝わった文化ですが、 花鳥風月 を愛でる日本人の気質にあい、 伝統文化 として見事に定着しました。日本の伝統技術である象嵌細工を施した金工作品などは 愛好家 に人気があります。

　秦蔵六造 加納鉄哉刻　錫製茶托

この他にも白磁の 香炉 や蒔絵が施された 香合 など、日本独自の技法を駆使した優れた煎茶道具も多く作られました。

煎茶道具は種類も多く、同じ道具でも宗派によって異なった呼び方をされることも度々あります。また同じ道具でも、流派によっては、使う場合と使わない場合があったりもします。特定の流派だけで使用される道具もあります。煎茶道で使用される主な道具には以下のようなものがあります。急須、 茶碗 、茶托 、湯冷まし、 涼炉 もしくは瓶掛、茶壺、 茶入 、灰炉、火炉、如意、建水、ボーフラ・湯罐、 茶合 、水注など様々なものがあります。

美術品や骨董品、そして茶托買取させて頂きます。