煎茶道具の作家

煎茶道具の世界も抹茶道具の作家と同じような作家が有名です。 まずは抹茶道具の作家と同じ「千家十職」の、奥村吉兵衛(表具師)、黒田正玄(竹細工・柄杓師)、土田友湖(袋師)、永樂善五郎(土風炉・焼物師)、大西清右衛門(釜師)、飛来一閑(一閑張細工師)、中村宗哲(塗師)、中川浄益(金もの師)おられます。 やはり、お茶の冷めにくい 楽焼樂吉左衛門大樋長左衛門、また(萩焼作家)田原陶兵衛、坂倉新兵衛、三輪休雪、等が多くの 煎茶道具 を作っておられます。 京焼 の清風与平、真清水蔵六、三浦竹泉、も煎茶道具では有名な作家で、茶入 れや 金工作品 の作家では、金谷五郎三郎秦蔵六、が有名な作家です。 もともと茶道は大陸から伝わり、お道具も日本の煎茶道具と中国茶で使われる 諸道具 とほぼ同じ様な道具を使っております。 最近では中国茶のお道具が見直されてきて、昔の中国骨董品や 美術品 の作家の作品が非常に高価に取引されており、まずは中国の作品かどうかを見分け、おおよそ百年以上前に作られた中国の作品は慎重に買取依頼をする方が良いと思われます。